一人が好きって誇れる!2つの心理的特徴と3つの長所を活かせる仕事とは?
「1人が好きって変わってる?」
僕は幼い頃から友達と遊ぶより
1人で家の中で遊んでいる方が
好きでした。
しかし大人になるにつれて
そんな自分は変わっているのでは?
と思うようになり
自分の性格に自信を
持てなくなりました。
なぜなら1人で過ごすことが多いと
周りから[友達がいない][孤立している]
と思われてしまうからです。
その結果、1人でいることを避け
無理でも誰かと一緒にいるように
過ごしてきました。
でも誰かと一緒にいると
気を使いすぎてしまったり
自分のやりたいことができず
かえってストレスが
溜まってしまうんですよね^^;
そのため周りと同じように
100%楽しめない自分に
また自信をなくしてしまう。
そんな負のループに
ハマっていましたが
この性格は生まれつきのもので
変えようと思っても変わらない
ということを知ったおかげで
やっと自分の性格を
受け入れることができました。
また自分の性格を受け入れたことで
自分が無理せず適した生き方を
選択できるようになり
1人でいることで生まれるメリットや
自分の長所を活かした生き方が送れ
どんどん人生が好転していきました。
そこで今回は、1人だからこそ生まれる
メリットや強み、それを活かした仕事
についてご紹介していきます^^;
なぜ「1人が好き」は理解されない?3つの理由
そもそもなぜ「1人が好き」って
悪いことだと思われがちなのか?
そのため今の日本の社会や教育は
多国籍国家の欧米のように
個性を尊重するよりも
集団の和を尊重し
波風立てず周りに
合わせられる人を評価します。
その結果、横並び意識が強く
周りと違うことをする人は
はみ出し者のレッテルを
貼られてしまいます。
特に小学校の教育では
以下のようなプログラムを組み
無理やり集団行動に
馴染ませようとしています。
だからこそ集団行動ができない人は
はみ出し者というレッテルを貼られ
[1人が好き]というのは
理解されづらいんですよね^^;
しかし先述したように
[1人が好き]というのは
生まれつきの気質で
後天的に変えようと思っても
変えられるものではありません。
それなのに[1人が好き]で
あることを否定されるのは
教育によって作り上げられた
ただの同調圧力でしかないんですよね^^;
ではどんな気質を持った人が
[1人が好き]になりやすいのか?
次項で詳しく解説していきます。
1人が好きな人が生まれつき持つ2つ心理的特徴とは?
今まで述べてきたように
[1人が好き]という性格は
生まれつきの気質と
大きく関係しています。
ではその気質とは?
それが内向型と呼ばれる気質です。
内向型とは心理学者の
カール・ユングが唱えた
パーソナリティーの1つで
ユングによれば人間は
[内向型]と[外向型]の
どちらか寄りの気質を持って
生まれてくるとされている。
そして内向型と外向型を隔てる
大きな違いは刺激に対する感度です
内向型は刺激の感度が高く
弱い刺激を心地よく感じ
強い刺激をストレスに感じる
外向型は刺激の感度が低く
弱い刺激を退屈に感じ
強い刺激を快感に感じる
そのため内向型は
強い刺激を受けないよう
人との接触を避ける傾向があり
無理に多くの人と関わると
精神が不安定になり
逆に親密な少人数と関わることで
精神が安定することがわかっている
- 内向的な人は、すぐに過度な覚醒に陥りやすいため、刺激の多い経験にさらされることを避け、覚醒水準を低下させるために他者との相互作用を避けようとする傾向がある。
- 他者との相互作用をストレッ サーとして知覚しやすい内向的な人にとっては、広いネットワークの中での他者からの過剰なサポートは、精神的不健康を高める
- 内向的な人であっても、小さなサポート・ネットワークを持ち、特定の親密な他者からサポートを受容することで、他者との相互作用によって覚醒水準が増加することやサポートを受けることで精神的不健康が高まることを防ぐことができると考えられる。
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また弱い刺激を
心地よく感じる内向型は
自分の内側から湧いてくる
思考・ヒラメキ・好奇心・探究心などの
内部刺激によって
モチベーションが生まれます。
そのため雑談や世間話などの
中身のない会話は内部刺激が
生まれず興味を惹かれづらい。
その結果、ちょっとした
コミュニケーションでは
逆にストレスになりやすい。
このように内向型は
刺激の感度や
モチベーションの生まれ方
という2つの特徴によって
[1人が好き(楽)]という心理が
働きやすいんですね!
以下の記事では内向型の
特徴や強みについて
徹底的に解説しています!
[kanren postid="217"]
1人が好きな人の3つの才能を活かせる適職とは?
今まで述べてきたように
内向型は刺激に敏感という
特徴を持っています。
そのため競争社会の中では
刺激が強すぎてしまい
パフォーマンスが低下します。
内向郡が競走において成績が低下する傾向があること
外向郡と内向郡で競走に対する態度に大きな差があることが理解された。
外向郡は競走に自己成長の可能性や相手との交流などの付加価値を見出す傾向が見られた。
それに対して内向郡は競走刺激に集中するため、競争状況が過度な刺激となった可能性が高い。
また、人から注目されたり
評価されるような場面では
注意力が散漫して失敗やミスが
多くなることもわかっている。
自己の内面に注意がむきやすい内向型が周りから注目されると、自己への過剰な注意資源の分配をもたらし、結果的に他への注意資源の低下や分割機能の欠如からくる課題の失敗を増加させる。
そのため内向型は
組織で働くことに向かず
1人静かな場所で黙々と
仕事を進める環境が向いています。
内向型の人間には、自分の体と外界とを隔てる物理的スペースが必要だ。これにはいくつか理由がある。
第一に、彼らには、自分の考えたことや感じたことを処理するために、内へ注意を向ける必要があり、そのためには外からの刺激を遮断しなければならない。
第二に、単に周囲に人がいて、動きがあるだけで、内向型のバッテリーは消耗してしまう。
第三に、内向型は、外界を遮断しないと新たなエネルギーを生み出せない。
では、これらの条件を満たす仕事とは?
それが知的生産です。
知的生産とは簡単に言えば
知識による新たな
付加価値を生み出すことで
以下の3つの要素を含みます。
[aside]知的生産の3つの要素
- 頭を働かせて行う行為
- 新しい事柄(情報)を生み出す
- 他の人に理解できる形でアウトプットする[/aside]
また知的生産を伴う仕事は
人と関わりながら進めるよりも
課題に対して1人で黙々と
取り組み進めることが多い
仕事という特徴があります。
そして内向型には以下の
3つの長所があるため
知的生産に向いています。
[box class="green_box" title="内向型の3つの長所"]
- 1人で1つのことに集中的に取り組むことができる
- 知性が高く複雑な問題に対して粘り強く取り組める
- 新しいアイディアや知見を生むのが得意[/box]
1つずつ解説していきますね!
❶1人で1つのことに集中的に取り組むことができる
内向型はゆっくりと慎重に行動することが多い。
1度に1つの作業に集中するのを好み、素晴らしい集中力を発揮できる。
強い刺激をストレスに感じる
内向的な人は特殊好奇心が高い。
特殊好奇心とは刺激を抑える目的や
弱い刺激を受けた時に働く好奇心で
理解できないことや
不明瞭なことを明らかにして
不安やモヤモヤを抑える役割がある。
特殊的好奇心は,刺激の強度の弱い時の好奇心動因であり、不安動因は拡散的探索より高い傾向にある。
内容に対する方向性をもった特定の情報の獲得という目的があり,その不調和の低減に寄与し、これらに関係する情報のみが追求される
そのため刺激に敏感な内向型は
不明瞭で理解できないことに対して
特殊好奇心を働かせて
明らかになるまで追求する
という特徴を持っています。
だからこそ1人で1つのことに
集中的に取り組むことができるんですね^^
そしてこの長所を活かすことで
[集中的実践]が可能になり
その分野のスペシャリストに
なることができる。
[集中的実践]とは
スペシャリストと呼ばれる人が
例外なく取り組んでいる方法です。
バイオリン専攻の学生を三つのグループに分けた。
第一のグループは、将来世界的なソリストになれるほどの実力を持つ学生たち。
第二のグループは、「すぐれている」という評価にとどまる学生たち。
第三のグループは、演奏者にはなれず、バイオリン教師をめざす学生たち。
そして、全員に時間の使い方について同じ質問をした。
その結果、グループごとに驚くべき違いがあることが判明した。
三つのグループが音楽関連の活動にかける時間は同じで、週に五〇時間以上だった。
課題の練習にかける時間もほぼ同じだった。
だが、上位の二つのグループは音楽関連の時間の大半を個人練習にあてていた。
具体的には一週間に二四・三時間、一日あたり三・五時間。
それに対して第三のグループが個人練習にあてる時間は、一週間に九・三時間、一日あたり一・三時間だけだった。
第一のグループの学生たちは、個人練習をもっとも重要な活動と評価していた。
すぐれた音楽家たちは──たとえ集団で演奏する者であっても──個人練習が本当の練習であり、集団でのセッションは「楽しみ」だと表現する
他の分野についても、ひとりで練習したり学習したりすることが同じような結果をもたらすと発見した。
ひとりでいるときだけ集中的実践が可能になり、それこそが多くの分野において驚異的な成果をもたらす鍵なのだ
❷知性が高く複雑な問題に対して粘り強く取り組める
ある研究では、大学生141人を対象に、美術・天文学区・統計学など20種類のさまざまな科目に関するテストをしたところ、ほぼ全科目について内向型の学生の方が知識で勝っていた。
修士号や博士号を取得する人数も、全米育英会奨学金を受ける人数も、成績優秀者が入会できる〈ファイ・ベータ・カッパ・クラブ〉の会員数も、内向型のほうが多い。
企業が採用や昇進の際に使用する、批判的・論理的思考思考を評価する〈ワトソン・グレイザー批判思考力テスト〉でも、外向型より高得点を取る。
内向型と外向型の対照的な問題解決スタイルは、さまざまな形で観察されている。
ある実験では、心理学者が50人の被験者に難しいジグソーパズルを与えたところ、外向型は内向型よりも途中であきらめる確率が高かった。
また、リチャード・ハワード教授が内向型と外向型の人たちに複雑な迷路の問題をやらせたところ、内向型の方が正解率が高く、実際に解答用紙に書き始める前に時間をかけて考えることがわかった。
特殊好奇心が高い内向型は
理解できないことに対して
自分が納得するまで
追求することができます。
その結果、知識が深まり
知性も高くなっていくことが
わかっている。
特殊的好奇心は,認知構造の発達を目指す行動である。
つまり今ある知識をより深め、より確かなものへしていく好奇心である
❸新しいアイディアや知見を生むのが得意
刺激に敏感な内向的な人は
外部刺激のような
強い刺激を受けることで
エネルギーを消耗してしまう。
そのためエネルギーの
消耗を抑えるために
無駄や非効率なことを避け
予測や計画を立てて行動に移します
『敏感な』あるいは『高反応な』タイプは行動する前にじっくり観察して戦略を練る
そのため、危険や失敗やエネルギーの無駄遣いを避ける。
これは『本命に賭ける』あるいは『転ばぬ先の杖』という戦略だ
この情報処理のことを
[合理システム]とよび
合理システムは以下のように
理論・データ・分析・法則などの
裏付けによって物事を理解・納得する
内向型の人が合理システムの活性化レベルが高く、意思決定場面で合理システムを用いる
合理システムは分析的で意識的かつ努力を要するという特徴を持つが、このような分析的で処理速度が遅い情報処理には意識的で能動的な後注意過程(予測を立てること)が関連する
そのため、思いつきで
行動することがなく
情報収集に時間をかけ
集めた情報を熟考し
新たなアイディアを
生み出すことが得意です。
内向型の人のほとんどは、まずたくさんの情報を取り込み、さまざまなかたちで処理してから、アイデアを得たり、決断を下したりする
彼らは内向型であり、新しいアイディアを生み出し、威勢のいい人たちは彼らの行動を真似することで新しいものを盗むのだ
物事を多方面から検討したり、分解して再構築したりするのが好きなのは、世の中で「内気」と呼ばれている子供たちのほうで、その表現とは矛盾しますけれど、そういう面に関して彼らはまったく内気ではありません。
このように内向的な人の長所は
1つの分野に集中的に取り組み
高い知性を身につけて
新しいアイディアを
生み出すことに向いています。
だから知的生産が得意なんです!
[kanren postid="954"]
そして知的生産を伴う仕事の中でも
特に内向型に適した仕事が
コンテンツビジネスです。
[aside]コンテンツビジネスとは?
放送・映画・音楽・漫画・アニメ・ゲームなどのような知的生産物について、その制作・管理・提供にかかわるビジネスのこと。コンテンツ産業。
引用:コトバンク[/aside]
なぜコンテンツビジネスが
内向的な人に最も向いているのか?
それはコンテンツビジネスで
成果を上げている人が持つ
5つの適性要素が
内向的な人が持つ長所と
ピタリと一致しているからです。
何よりコンテンツビジネスは
報酬や名誉を得るためではなく
自分の内発的モチベーションに
突き動かされて取り組む仕事です。
そのため内部刺激によって
モチベーションを得る内向型には
うってつけの仕事と言えるんです^^;
またインターネットが普及したことで
デジタルコンテンツが
気軽に手に入るようになりました。
その結果、コンテンツビジネスは
今後の世界経済の中心になる
とも言われています。
Florideのクリエイティブ・クラス論は、新しいアイデア・新しい技術・新しいビジネスモデル、新しい文化様式を生み出す「クリエイティブ経済」が今後の世界経済の中心になると指摘した
そこで以下の記事では
- コンテンツビジネスの5つの適性要素と
内向的な人が備える長所の深い関係性 - 初心者でも成功しやすい
コンテンツビジネスの
紹介とそのはじめ方
について詳しく解説しています^^
1人が好きという性格を
活かした仕事をしたい
という方はぜひご覧くださいね!
[kanren postid="306"]