内向型人間の解体新書

内向型の脳の仕組みから性格的特徴を徹底解剖し、強みや向いている仕事を理詰めで考察していきます。

【診断あり】社会不適合者という名の天才が持つ起業で活きる3つの特徴


社会不適合者とは主に『集団生活に向かない人』のことですが、そんな人ほど実は周りとは異なる感性を持ち合わせ、世界を変えきた。


特に日本は集団主義傾向が強く『個性』よりも『集団の和』を尊重する。

そのため、周りに合わせられない人は『はみ出し者』のレッテルを貼られて才能を潰されやすい。

だからこそ社会不適合者は、自分の信じた道を進むことで才能が開花して人生が好転します。

そこでこの記事では以下の内容をお伝えします。

[su_box title="この記事の内容" box_color="#FAE232" title_color="#ffffff" radius="5"]

  • 社会不適合者が天才である根拠
  • 社会不適合者の3つの特徴
  • 社会不適合者診断
  • 社会不適合者ほど起業した方がいい理由[/su_box]

社会不適合者が天才と言われる3つの根拠

社会不適合者とは主に社会という『集団生活に向いていない人』のことを言います。

  • 社会の要求に応えて生活することが困難な者
  • 社会に適合できない人
  • 社会でうまくやっていけない人

引用:Webio辞典


特に日本は昔から、欧米のような単一民族の『個人主義社会』ではなく、単一民族の『集団主義社会』です。

そのため『個性』よりも『集団の和』を尊重され、周りに合わせられない人は『はみ出し者』のレッテルを貼られ問題視されやすい。

 

しかし、人とは違った感性を持っているからこそ、周りに上手く馴染めないだけで、決して劣っているわけではありません。

むしろ、独自の感性を磨いて強みにすることで、今まで世の中になかった価値を生み出すことができます。

その証拠に天才と呼ばれ成功している人たちほど、以下の3つの共通点がある。

[su_box title="天才の3つの共通点" box_color="#FAE232" title_color="#ffffff" radius="5"]

  1. 集団よりも単独を好む
  2. 周りとは興味の方向性が異なる
  3. 自分の主観を大切にする[/su_box]

1つずつ解説していきます。

集団よりも単独を好む

社会の中では『周りと協力しながら物事に取り組む人』が評価されがちですが、天才と呼ばれる人ほど『1人で物事に取り組む』ことが多い。


ベルリン音楽アカデミーで行われた調査では、将来世界的な演奏者になれる実力がある天才的な生徒は、集団よりも個人練習を重視していた。

またWindowsを発売し、世の中を変えたビルゲイツも、1人の時間にアイディアを生み出している。

 

 


このように天才と言われてる人たちは、集団でいることよりも1人でいることを選び、才能を磨いています。

 

関心や興味の幅が狭く方向性が異なる

また社会の中では『ゼネラリスト』と呼ばれる幅広い知識や経験を持った人が評価され求められる。

しかし天才と呼ばれる人たちは、興味や関心の幅が狭く、周りとは方向性が異なるため、馴染めずに孤立してしまう傾向があるようです。

1990年から1995年にかけて、芸術・科学・ビジネス・政治の分野で並外れた創造的な人物91人を研究した。

対象者の多くは孤独な青春時代を過ごし、その理由のひとつは『同級生たちには奇妙に思えることに強い関心を持っていた』ことだという。 

生涯の情熱を傾けるべき対象に熱心に取り組んだという事実は、並外れて創造的な人にとって古典的な話である。

引用:スーザン・ケイン 内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える


その結果、周りに流されず1つの分野を追求し、その道の『スペシャリスト』になったおかげで、偉大で創造的な人物になれたわけですね。

 

自分の主観に従う

さらに社会の中では、自分だけの意見で進めるよりも、周りの意見を取り入れながら進めることを求められます。

しかし天才と言われる人ほど、周りの意見よりも自分の主観に従い、単独で物事を進めることを好みます。


その証拠にAppleコンピューターを開発し、Appleの共同経営者の1人であるスティーブ・ヴォズニアックはこう述べている。

アーティストは単独で働くのが一番いい。

1人ならば、マーケティング委員会だのなんだのに意見を差し狭まれることなく、自分の発明品の設計をコントロールできる。

ひとりで働け。独力で作業してこと、革新的な品物を生み出すことができる。

引用:アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝


どんなに素晴らしい才能やアイディアを持っていたとしても、集団の中では尖らすことができず中途半端なものになってしまいます。

だからこそ天才と言われる人たちは、物事を単独で進め、自分の主観に従って生きているんですね。

 

社会不適合者の3つの特徴

このように天才と呼ばれる人ほど、集団に馴染むことを苦手とし、周りとは異なる感性を持った個人主義者が多い。


そして1人を好む個人主義者の多くは『内向型』という気質を生まれながらに持っている可能性が高い。

内向型とは心理学者のカール・ユングが唱えたパーソナリティーの1つ。

ユングによると人間は『内向型』と『外向型』のどちらか寄りの気質を持って生まれてくるとされている。

 

 


そして内向型には以下の3つの特徴があるため、1人を好む個人主義者の傾向が高い。

[su_box title="内向型の3つの特徴" box_color="#FAE232" title_color="#ffffff" radius="5"]

  1. 刺激に敏感
  2. 自分の内側に意識が向く
  3. 特殊好奇心が高い[/su_box]

刺激に敏感

内向型と外向型の最も大きな違いは『刺激に対する感度』の違いです。

刺激に対する感度は『DRD4(ドーパミン受容体)』と呼ばれる遺伝子の長さによって決まる。

内向型はDRD4遺伝子が短く、刺激の許容量が少ないため、刺激に敏感(抑える)

外向型はDRD4遺伝子が長く、刺激の許容量が大きいため、刺激に鈍感(求める)

 

 


その結果、内向型は外部から受ける刺激が強い刺激となり、人との相互作用がストレスになりやすい。

  • 内向的な人は、他者との相互作用がストレスへと結びつきやすい
  • 内向的な人は、すぐに過度な覚醒に陥りやすいため、刺激の多い経験にさらされることを避け、覚醒水準を低下させるために他者との相互作用を避けようとする傾向がある。

引用:外向―内向性がソーシャル・サポート過程と精神的健康に及ぼす効果


そのため、集団でいることよりも1人でいることを好み、単独で仕事に取り組むことでパフォーマンスが最も高くなります。

 

 

自分の内面に意識が向く

また刺激に敏感な内向型は、外部からの強い刺激を抑えるために、自分の内面に関心が向きやすい

そのため、周りに状況に従うよりも、自分の主観に従った意思決定を行います。

 

 


その結果、外部への関心が低く、周りが話す話題や流行への興味が薄いため、周りと話が合わないことが多くあります。

 

特殊好奇心が強い

さらに刺激に敏感な内向型は『特殊好奇心』が高いため、1つのことを深く追求する特徴がある。

特殊好奇心とは、理解できないことや不明瞭なことを明らかにして『刺激を抑えるために働く好奇心』のこと。

主に知的欲求などがあり、1つの方向性に定めて追求していく特徴があります。

逆に、冒険心などの『刺激を求めるために働く好奇心』を特殊好奇心と呼び、幅広い方向に興味を抱く特徴がある。

 

 


そのため内向型は、幅広い知識を持つ『ゼネラリスト』よりも、1つのことを極める『スペシャリスト』に向いています。

[kanren postid="217"]

 

1分でわかる!社会不適合者診断テスト(全20問/3択式)

このように内向型は、天才と呼ばれる人が持つ特徴を備えています。

実際、以下の天才と呼ばれる人達は内向型だと言われている。

[su_tabs active="2" vertical="yes"]

[su_tab title="アイザック・ニュートン" disabled="no" anchor="" url="" target="blank" class=""]重力理論[/su_tab]

[su_tab title="アルベルト・アインシュタイン" disabled="no" anchor="" url="" target="blank" class=""]相対性理論[/su_tab]

[su_tab title="スティーブン・スピルバーグ" disabled="no" anchor="" url="" target="blank" class=""]『E・T』『未知との遭遇』[/su_tab]

[su_tab title="ラリー・ペイジ" disabled="no" anchor="" url="" target="blank" class=""]Google共同創設者[/su_tab]

[su_tab title="スティーブ・ヴォズニアック" disabled="no" anchor="" url="" target="blank" class=""]Apple共同創設者[/su_tab]

[su_tab title="J・K・ローリング" disabled="no" anchor="" url="" target="blank" class=""]ハリーポッター作者[/su_tab]

[su_tab title="ウォーレン・バフェット" disabled="no" anchor="" url="" target="blank" class=""]世界的な投資家[/su_tab]

[su_tab title="トーマス・エジソン" disabled="no" anchor="" url="" target="blank" class=""]発明家[/su_tab]

[su_tab title="ビル・ゲイツ" disabled="no" anchor="" url="" target="blank" class=""]Microsoftの共同設立者[/su_tab]

[su_tab title="ガンジー " disabled="no" anchor="" url="" target="blank" class=""]インド独立の父[/su_tab][/su_tabs]


見ていただいた通り、世界を変えた偉大な天才の中には内向型がたくさんいます。(これ以外にもたくさんいます)


そこで!あなたが天才気質の内向型かどうかを判断できる診断テストをご用意しました。

全20問の質問に3択の回答の中から1つを選んでいくだけなので1分程度でできると思います。

ぜひ1度試してみてくださいね!

⚠︎問題が途中で切れてしまう場合は、恐れ入りますがスマホを横向きにして進めてください。

 

 

 

社会不適合者ほど起業した方がいい3つの理由

これまで述べたように『集団生活に向いてない人』を社会不適合者と呼び、集団生活に向いてないからこそ天才が多い。

なぜなら『1人を好む』『興味の幅が狭く異なる』『主観に従う』という3つの特徴があり、スペシャリストに向いているからです。


そのため社会不適合者ほど、組織の中で働くよりも、起業して1人で働いた方が、これからの時代は上手くいきやすい

なぜなら、これからの時代は『ナレッジワーカー』が求められるからです。

ナレッジワーカーとは、ナレッジ(知識)とワーカー(労働者)を組み合わせた造語で『高度な専門知識を持つ知的労働者』のこと。

1つの分野に高い専門性を持ったスペシャリストで、企業などの組織に帰属意識を持たないという特徴があります。

 

 


ではなぜ、これからの時代は『ナレッジワーカー』が求められるようになるのか?

それは以下の3つの理由があるからです。

[su_box title="スペシャリストの価値が高まる3つの理由" box_color="#FAE232" title_color="#ffffff" radius="5"]

  1. 企業の社員を抱えられなくなっている
  2. ゼネラリストが求められなくなった
  3. 個人が企業と同じ総合力を持てる[/su_box]

1つずつ解説していきます。

企業が社員を抱えられなくなっている

ひと昔前まで、企業の寿命は30年と言われていました。

しかしインターネットが普及した現在では、情報の伝達速度が格段に上がり、流行り廃りのサイクルが早くなっている。

そのため、1つの事業の寿命は3〜7年と言わていわれ、企業は次々に新しい事業に乗り換えなけらば生き残れなくなりました。

 


すると10年単位で行えていた社員の育成を、1年単位で行わなければ間に合わなくなっていまいます。

 

 


だからこそ企業は社員を抱え育成するより、企業に属していない外部のナレッジワーカーと組んで事業を行うようになります。

 

ゼネラリストが求められなくなる

またインターネットが普及したことで個人の総合力が上がり、幅広い知識を持つゼネラリストが求めらなくなりました。

[su_box title="ゼネラリストとは?" box_color="#FAE232" title_color="#ffffff" radius="5"]

会社の中にいるこんな人のこと

  • 部下やチームをまとめる管理職
  • マネージャーのような立場の人

求められる能力は?

  • コミュニケーション能力
  • 広い視野
  • 行動力

引用:カオナビ[/su_box]

専門性の低いゼネラリスト的なマネイジメント技能は、特定の企業以外で通用しない場合が多い。

しかも専門性の低い技能は、オンラインサービスによって急速に取って代わられつつある

終身雇用や長期雇用が揺らいだ世界では、こういうタイプの技能しかもっていないと、袋小路にはまり込みかねない。

引用:WORK SHIFT


そのため今後は、オンラインサービスでは手に入らないような高い専門性を持つナレッジワーカーの価値がどんどん上がっていきます。

 

『組織の時代』から『個人の時代』へ

さらに、ひと昔前までは『組織の時代』と呼ばれていました、現在は『個人の時代』に突入しました。

 

『組織の時代』においては、組織が圧倒的な力を持ち、組織に属していないと戦うことができません。

そのため、社会から求められていたのは、チームをまとめられるリーダー的人間です。


しかし『個人の時代』に変わったことで、チームをまとめるリーダー的な人より、その人にしかできない専門性が求めらるようになりました。


なぜなら『縦の繋がり』から『横の繋がり』に変わっていったからです。

 

 


そのため社会の中では益々『ナレッジワーカー 』が求められ、価値が上がっていく。


このように『個人の時代』が進むにつれ、組織力ではなく個人力が重要になっていきます。


そして社会不適合者と呼ばれる人ほど、個人の方が高い能力や専門性を身につけることができます。

そのため、無理して組織に適応し働くのではなく、起業して1人で働きながら能力を伸ばした方が、確実に人生は開けていきます。


以下の記事では『ナレッジワーカー』の中でも、特に内向型に適した仕事を紹介していますので、ぜひ1度読んでみてください。

[kanren2 postid="954"]