【心理学】人と「比べてしまう人」と「比べない人」の3つの違い
「人と比べる自分が嫌い」
以前の僕は、無意識に人と自分を比べ優劣をつけていました。
そのことに気がついた時、自分の小ささと焦る気持ちに押しつぶされそうで苦しかった思い出があります。
しかし、それ以後は必死にそこから抜け出す方法を探しやっと抜け出すことができたため
今では、自分を受け入れ人と比べる自分にストレスを感じることはなくなりました。
そこで今回は、人と比べる原因と抜け出す方法についてシェアしていきたいと思います^ ^
人と比べる時の心理と原因
なぜ、人と比べる自分が嫌なのに、無意識では比べてしまっているのでしょうか?
実は、人と比べてしまう原因は、自分にコンプレックスを持っているからです。
コンプレックスとは、周りと比べて劣っていると感じる部分にできますよね^^;
自分は周りよりも劣っていると感じてしまうと、自分に自信をなくします。
すると、周りからの評価を得て自信を取り戻そうとします。
その結果、他人と自分を比べて優劣をつけようとしてしまうんですね^^;
なぜなら、人間は物質的に満たされると精神的な部分を満たそうとする欲求があるからです。
それを表したのが下のマズローの5段階欲求です。
コンプレックスを感じると、上の図の承認欲求が見たさていない状況なので
他人の評価を得て、承認欲求を満たそうとします。
ではなぜ、自分にコンプレックスを感じるようになってしまうのか?
それは以下の2つが大きく関係しています。
①競争社会の中ではコンプレックスが生まれやすい
日本はバブル崩壊後、競争社会に突入しました。
受験戦争に就職氷河期、最近ではリストラに大企業の倒産など、どんどん実力社会になっています。
そのため、1980年代以降に生まれた人たちは、常に競争に晒されながら生きてきましたよね^^;
物心ついた時から、周りと競争させられることで
僕たちは周りと比べることを当たり前として生きるようにようになったと言えます。
その結果、自分の欠点に意識が向きやすく、コンプレックスを抱えるようになってしまいます。
また、最近の研究では、内向的な性格の人ほど、競争社会ではパフォーマンスが低下して
コンプレックスを抱きやすいことがわかっています。
内向郡が競走において成績が低下する傾向があること
外向郡と内向郡で競走に対する態度に大きな差があることが理解された。
外向郡は競走に自己成長の可能性や相手との交流などの付加価値を見出す傾向が見られた。
それに対して内向郡は競走刺激に集中するため、競争状況が過度な刺激となった可能性が高い。
もし、あなたが内向的な性格の持ち主でしたら、ぜひ1度下記の記事を読んでみてください。
内向型の特徴から、強みの活かし方までを徹底的に解説しています^ ^
[kanren postid="217"]
②SNSは劣等感を生みやすい
SNSが普及したおかげで、周りの人間の行動や生活が手に取るようにわかるようになりましたよね^ ^
しかし、そのおかげで周りと自分を比べる機会も格段に多くなりました。
そして、周りが人生を楽しむ中、自分は楽しめていないと感じている人は
自分も周りのように生きなければいけないと思い込みやすく
周りのようになれない自分にコンプレックスを感じてしまいます。
実際の研究でも、SNSが普及して以降、自分を完璧に見せようとする若者が増えていることが判明している。
研究チームが分析した結果、1989年の大学生に比べて2016年の大学生は、自己指向型が10%、他者指向型が16%それぞれ増加し、社会規定型にいたっては33%も増えていることが明らかになった。
つまり今の若者は、周囲からの要求水準の高い“視線”をより強く意識していて、完璧であろうと尽力している者が多いということになる。
このように、現代社会は人と比べてしまう社会構造になっていて、
その中で苦しんでしまう人は非常に多くいます。
人と「比べる人」と「比べない人」の違いはどこから生まれるのか?
しかし、人と比べずに活きいきと生きている人がいるのも事実です。
では、なぜこのような違いが生まれるのでしょうか?
それは、以下のように価値基準が違うからです。
[box class="blue_box" title="比べる・比べない人の違い"]
【人と比べる人】:世間や周りと同じ価値基準を持って生きている
【周りと比べない人】:自分だけの価値基準を持って生きている[/box]
世間や周りと同じ価値基準で生きていると、周りと同じような人間でなければいけないという
固定観念の中で生きていかなければなりません。
そのため、周りと少しでも違う自分はダメな人間と思い込みやすくなってしまいます。
逆に自分だけの価値基準で生きていると、周りと同じような人間になる必要はない。
自分は自分らしく生きていいと、周りと自分を比べる必要がなくなります。
これを表したのが、下のニューロ・ロジカルレベルです。
人間は、自分の価値観や信念に沿った「能力」「行動」「環境」を身につけると言われている。
この価値観・信念が周りと同じだと、周りと同じような「能力」「行動」「環境」を求め
必然的に競争の中に入ってしまいます。
❇︎この状態をバトルステージと呼ぶ。
一方、自分だけの価値観や信念を確立していると、周りとは違う「能力」「行動」「環境」を身につけることができます。
その結果、自分の個性や強みが生まれ、やがてアイデンティティとなり競争する必要がなくなる。
❇︎この状態を成長ステージと呼ぶ
つまり、周りと同じ価値基準を捨て、自分だけの価値基準で生きることが人と比べない生き方をする唯一の方法になります。
人と比べる癖をやめて、幸せな人生を送る方法
今まで述べてきたように、人と比べないためには、自分だけの価値基準で生きることが必要です。
ではどうすれば自分だけの価値基準を見出すことができるのか?
そこでオススメなのが、以下の5ステップです。
[box class="green_box" title="自分軸を作る5ステップ"]
- 固定観念を捨てる
- 自分の得意なことを明確にする
- 自分の好きなことを明確にする
- 自分の大切なことを明確にする
- 人生の目的を見つける[/box]
自分の価値基準を見出すためには、自分のアイデンティティとなるものを見出す必要があります。
そのため、今まで植え付けられた周りと同じ価値基準を捨て
自分の強みや、自分がどうなりたいのかという人生の目的を見つけることでアイデンティティを育むことが大切です。
僕自信、この5つのステップに出会い、実践したことで、人と比べることがなくなりました。
そして、人生の目的を果たすために、今は日々成長をしている実感と
それに伴う充実感を得て、毎日を過ごすことができています。
以下の記事では、上記の5ステップを進むための20の質問を用意していますので
ぜひ時間をとって試してみてくださいね^ ^
[kanren postid="745"]