協調性がないのは悪いこと?
僕が昔からずっと思ってきたことです。
しかし日本では、空気を読めない人は
「KY」と呼ばれ(もう死後?)
周りに合わせられない人は
煙たがられてしまいますよね^^;
だからこそ無理に
周りに合わせるような生き方
を選んできましたが
それが返って自分の
生きづらさを生んでいることに
ここ最近気がつきまいた。
実は様々な研究によって
協調性は返って自分の弊害になる
ということが判明しています。
そこで今回は
成功するためには協調性が必要ない
という科学的データと
協調性がない人に最適な生き方
について解説していきます
なぜ協調性が必要とされているのか?
日本はよく「空気を読む文化」
と言われていますよね。
欧米では自己の意見を
きちんと主張できる人が
称賛される一方
日本では周りに合わせて
波風立てない人が称賛されます。
人当たりの良い人物が高い社会的スキル評価を受けるのは、その積極性よりも協調性による部分の方が大きいことを見出している。
すなわち、自己主張や積極性の強さは、我が国においては必ずしも歓迎されない可能性があると考えられるわけである。
なぜ日本ではこれほど
協調性が重視されるんでしょうか?
そのため多国籍で個人主義の
欧米のように個性を尊重するよりも
集団の和を尊重し周りに合わせて
波風立てない人が評価されます。

そのため学校でも
協調性を重視した教育を
行なっています。

上の表は、教師が生徒に期待する
人物像を調べた調査結果です。
見ていただいてわかるように
協調性と関連する項目が多くあります。
また、実際に教師はなるべく
[人に合わせようとする生徒]を
高く評価しています。

その結果、日本の多くの企業が
「ボトムアップ型」の経営を
行うようになりました。

ボトムアップ型の経営方式とは
現場力をベースにした
組織マネイジメントを行う
経営スタイルのことで
例えば
PanasonicやSHARPのように
各部門がそれぞれ事業の提案を行い
それをトップが採用していく
という形が特徴的です。
そのため部門内での
協力体制が重要になり
協調性が求められるんですね^^;
実際、経団連が発表した
[選考時に重視する要素]の
トップ5の中に
コミュニケーション能力や
協調性が含まれています。

そのため学校でも社会の中でも
協調性がないと生きづらさを
感じてしまうんですよね^^;
しかし、なぜこれ程までに
協調性が重視されているのに
身につかないんでしょうか?
次項ではその原因について
詳しく解説していきます。
協調性がないのは生まれつきの気質が原因
みんな同じように
教育されてきているはずなのに
なぜ協調性がある人とない人に
別れてしまうんでしょうか?
それは生まれつきの気質と
大きな関係があるからです。
実は僕と同じように
協調性がない人の多くは
内向型という気質を持っています。
内向型とは、心理学者の
カール・ユングが唱えた
パーソナリーの1つです。
ユングによると人間は
[内向型]か[外向型]の
どちらか寄りの気質を持って
生まれてくると言われています。

ではなぜ、協調性がない人には
内向型が多いのか?
それは内向型が刺激に敏感という
特徴を持っているからです。
そのため内向型は
強い刺激を受けないよう
人との接触を避ける傾向があります。
内向的な人は、すぐに過度な覚醒に陥りやすいため、刺激の多い経験にさらされることを避け、覚醒水準を低下させるために他者との相互作用を避けようとする傾向がある。
対する外向型は
刺激に鈍感という特徴を持ち
刺激を求めて積極的に
人と関わろうとします。
覚醒水準の低い外向的な人は、覚醒水準を適切なレベルまで上げるため、より多くの他者と関わろうと行動する。
そのために、その人は周囲の他者から社交的・自発的な人物であると見なされる。
ではなぜこのような
違いが生まれるのか?
それはドーパミン受容体と呼ばれる
DRD4遺伝子の長さが異なるからです。
このDRD4遺伝子が長いほど
脳を覚醒状態にさせるために
多くのドーパミンを必要とします。
そして内向型はDRD4が短いため
少ないドーパミンで覚醒するので
刺激に敏感な特徴を持ちます。

そのため内向型は
弱い刺激を心地よく感じ
強い刺激をストレスに感じる。

その結果、集団生活や
人と一緒に活動するのが
苦手に感じてしまいます。
他者との相互作用をストレッ サーとして知覚しやすい内向的な人にとっては、広いネットワークの中での他者からの過剰なサポートは、精神的不健康を高めてしまうということが示唆された。
逆に1人静かな場所で
考え事や読書をすることを好みます。
内向型の人間には、自分の体と外界とを隔てる物理的スペースが必要だ。
これにはいくつか理由がある。
第一に、彼らには、自分の考えたことや感じたことを処理するために、内へ注意を向ける必要があり、そのためには外からの刺激を遮断しなければならない。
第二に、単に周囲に人がいて、動きがあるだけで内向型のバッテリーは消耗してしまう。
第三に、内向型は、外界を遮断しないと新たなエネルギーを生み出せない。
また刺激に敏感な内向型は
弱い刺激によって
モチベーションを得ます。
弱い刺激とは自分の内側から発生する
思考・ヒラメキ・好奇心・探究心などの
内発的刺激のこと。
そのため、雑談や世間話
人から称賛されることは
内部刺激が生まれず
関心が湧きづらい。
だからこそ、集団の中では
うまく馴染めず協調性がないと
思われてしまうんですよね^^;
逆に外向型は外部刺激によって
モチベーションを得るため
他人との雑談や世間話
人から称賛されることに
興味が高く
その結果、友好的で社交性がある
という印象を持たれます。
外向性をさまざまな側面から検討したところ、「友好的外向」という成分が協調性や好意的感情と関連を持つことが示され、これが見かけ上の認知を生む原因であることが考察された。
しかし、実は最近の研究によって
仕事やビジネスで成功するためには
協調性は必要ないということが
明らかになっています。
次項でさらに詳しく
解説していきますね^ ^
成功するためは協調性は必要ない3つのデータと協調性がない人に最適な生き方
日本では人間関係や
仕事において協調性が大切
だと思われてきましたが
実は協調性が高い人ほど
年収が下がってしまい
貧しい思いをする可能性が高い
ということが様々な研究により
判明しています。
ある研究では、25年分のデータから300万人を調べ、協調性とクレジットカードの信用スコアや収入の相関を調査しました。
その結果、協調性が高い人ほど、クレジットカードの滞納が多い
また、収入が低く破綻する確率が50%も高いことが明らかになりました。
さらにジョージア大学が1258人のビジネスマンを対象に研究では、協調性が高くなるほど、上司からアドバイスをもらえなくなり、仕事を成功させる道標や技術や経験が得られず、年収が下がってしまう傾向があることがわかった。
また、2018年のクィーンズランド工科大学の研究でも、協調性が高い人は昇進しにくいという結果が得られた。
なぜこのように協調性が高い人ほど
年収が低くなってしまうのでしょうか?
それは協調性が高いほど
周りに合わせたり
他人を優先してしまうからです。
その結果
自分の考えが持てなくなったり
自分がどんなことに悩んでいるのか
を周りが把握できずアドバイスが
もらえなくなってしまう。
また、協調性が高い人ほど
他人を傷つけることが苦手なので
衝突を避けて厳しい決断が
できなくなってしまう。
そのためリスクを取れず
馴れ合いになって
責任ある立場を任せられなくなる。
さらに馴れ合いになってしまうと
お金への執着がなくなり
必死に働かなくなってしまいます。
その他、物事を自分の力で
なんとかしようと考えず
周りに頼りながら
生きていこうと考えてしまう。
つまり協調性が高い人ほど
お金や仕事への執着心が低く
収入が減ってしまうわけですね。
だからこそ
成功したいと思うなら
協調性がないことを
気にする必要はないと言えます。
協調性を重視する企業はなくなっていく
また今後は現場力をベースにした
ボトムアップ型の組織マネイジメント
を行う企業がなくなっていきます。
なぜなら事業の寿命が
縮まっているからです。

その理由はインターネットが
発達したことで以前と比べ
モノや情報の流通スピードが
格段に早くなったからです。
その結果、流行り廃りの
スピードも格段に早まり
以前は30年と言われた事業の寿命が
今では3〜7年と言われています。

このような時代では現場ベースで
事業を進める経営方式では
時代の流れについていけないため
トップダウンでスピードを
重視した経営になっていきます。
実際、今時代を動かしている
などをはじめとする
アメリカのテック企業は
全てトップダウンで事業を展開しています。
逆にボトムアップの
組織マネイジメントタイプ
の経営で事業を進めていた
SHAP・Panasonicを
はじめとする日本企業は
時代の波に取り残されつつあります。
そのため今後、社会の中で
必要になってくるのは
周りと協力できる人ではなく
新しい価値を生み出せる能力を
備えた人に変わってきます。
これをナレッジワーキングと呼び
実は内向型が得意とする分野なんです^^

なぜならナレッジワーキングには
高い専門性が必要になるからです。
内向型は、周りと協力して
仕事を進めるのが苦手ですが
1人で1つのことに
集中的に取り組むことが得意なので
スペシャリストになるための
強みが備わっています。
以下の記事では内向型が
スペシャリストに向いている理由
を徹底的に解説していますので
興味があればぜひ1度
読んでみてくださいね^^
[kanren postid="728"]
また以下の記事では
内向型の強みを活かして
人と関わらずできる
ナレッジワーキング
を紹介していますので
気になる方はぜひ1度
読んでみてくださいね^^
[kanren postid="954"]